住所〒446-0063 愛知県安城市昭和町19-35

JR東海道本線「安城駅」、名鉄西尾線「北安城駅」より徒歩10分
電話 0566-76-2858

愛知県安城市昭和町の骨粗しょう症と背骨の病気専門「さとう整形外科」。診療科目はリハビリテーション科・整形外科・リウマチ科。

こどもの疾患

「こどもは大人のミニチュアではなく、別の生き物である」多くの小児科の教科書の巻頭に書かれている言葉です。大人とは当然骨の状態も異なるため、けがのしかたも異なります。
また症状を正確に伝えることが出来ないため、より慎重に診察・観察が必要です。
治療上でも大人のようには理解してくれないため、安全マージンを大きくとる必要があります。

肘内障

要は肘関節の亜脱臼(完全に外れる前の状態)です。

2~4歳ぐらいのこどもがむずがっているところを母親が手を引っぱったり、手をつないでいて転んだためにひっぱられたりして起こります。下に書く肘周辺骨折とは手をつくか引っ張られるかで大きな違いがあります。

こどもは急に泣きだして、腕をと垂れ下げたまま動かさなくなるので、「肩がはずれた」といってあわてて来院される事が多くあります。(実際には小児で肩関節が脱臼することは極めてまれです)

小児の肘で輪状靭帯という靭帯がゆるいのが原因で、年齢がくると自然に脱臼しにくくなります。
非常に多い怪我で整形外科専門医なら皆もどすことが可能なので、早めに近くの整形外科に受診するのが得策です。

整復後にはうそのように動きが良くなります。

それよりも後述する小児の肘周辺骨折と見分けることが重要です。

小児の肘周辺骨折

上腕骨顆上骨折・上腕骨外果骨折があります。

脊椎側弯症

側弯症は、脊柱の側方弯曲と、多くはねじれをともなう変形です。

美容的な意味合いだけではなく、高度に進行した場合には肋骨の変形が強くなり肺や心臓を圧迫して、心肺機能障害をおこします。

また若いころには症状がなくともある一定以上となると成人期以降に変形は進行し、変形・いたみのみならず神経症状を引き起こすこともあります。

原因には先天性、麻痺性、筋性などがありますが、特に原因がないものを特発性脊柱側弯症と呼び、側弯症のうちの7~8割です。思春期に発生することがもっとも多く、80パーセントが女性です。

外見上の変形が一般の方にわかるようであればかなり側弯は進んでいると考えられます。両膝を伸ばした状態で床に手をつくように前屈して、両肩の高さの左右差や腰の高さの左右差などがみられれば側弯症を疑うべきです。ただし側弯の部位によってはこれらの兆候がみられない場合もありますので、自己判断は危険です。

側弯の角度やタイプ・場所により装具(コルセットの大掛かりなもの)や手術が適応となりますが、一部の代替医療として側弯が治るという整体等は何の根拠もありません。

特発性側弯症はほとんどが多感な少女時代に起きるため、「なぜ自分だけが」という思いから治療を続けられずに脱落してしまうこどもさんもみえます。このようなかたが成人になって矯正手術などが必要になった場合には非常に大掛かりで大変な手術となってしまいます。実際、「ここまで治療が遅れなければもっと小さくて負担の少ない手術で治すことが出来たのに」というかたも勤務医時代にはよく見かけました。

側弯症の患者さんが多数の病院であれば、患者さん本人も「自分だけではない」と思えますし治療からドロップアウトする危険性は低くなりますから、側弯症を中心とした脊柱変形疾患の治療実績が多い専門病院への受診を勧めます。

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